家族支える体制万全に
里見氏、名古屋市の施設を訪問
超党派の医療的ケア児支援議員連盟で活動している公明党の里見隆治参院議員は22日、社会福祉法人「むそう」(戸枝陽基理事長)が名古屋市と愛知県半田市で運営する医療的ケア児支援施設を視察した。医療的ケア児支援の充実に向け、課題を探るのが目的。安江伸夫前参院議員、地元議員が同行した。
同法人は東京都、愛知県、宮城県に拠点を持ち、障がい児にデイサービスやホームヘルプなどを提供する支援センター、障がい者が働く飲食店や農地を運営している。
里見氏らは、看護師が常駐する医療的ケア児の支援拠点(名古屋市)を訪問した。戸枝理事長は、医療的ケア児の家族が疲弊し、放置による虐待が増えていることを強調。在宅支援の充実、行政による相談体制の地域格差解消を要望した。一行は、半田市で同法人のグループホーム、農地、飲食店も訪れた。
視察後、里見氏は「国会議員と地方議員とのネットワークで、医療的ケア児の家族を支える体制の構築をめざす」と語った。



