山口代表 ILO事務局長と懇談
次世代育成の制度も推進
公明党の山口那津男代表は25日、参院議員会館で、国際労働機関(ILO)のジルベール・ウングボ事務局長の表敬を受け、労働環境の改善に向け懇談した。古屋範子副代表、里見隆治、高橋光男の両参院議員が同席した。
山口代表は、労働環境の改善に取り組む中で「男女の賃金格差をなくしたい」と強調。その上で「次の世代を育てていく制度の進展とともに、男女の賃金格差の是正は同時に達成されていくべき目標だ」との考えを訴えた。
ウングボ事務局長は、男女の賃金格差の是正に関して「多くの国々が苦戦している」と指摘。こうした中で、日本が女性活躍推進法に基づき、企業に公表を義務付けたことを「良いステップだ」と評価し、さらなる取り組みの推進を求めた。
また山口代表は、今回の統一地方選挙を通じて、女性議員が増加したことを紹介し、労働環境の改善などに向けて「多くの女性の声を反映したい」と力説。これに対しウングボ事務局長は、祝意を示し、公明党の取り組みに期待を寄せた。