経済産業・内閣府・復興大臣政務官 里見隆治氏
脱炭素社会構築へ尽力
――就任の抱負を。
経済産業省は、GX(グリーントランスフォーメーション)や中小企業支援などを担当します。また、内閣府と復興庁では、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、被災者支援に携わります。いずれも公明党が力を入れてきた施策です。全力を尽くします。
――GXについて。
脱炭素を通じた社会変革を促すGXは、日本がめざす2050年までのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)達成に不可欠な取り組みです。GX推進には、資金や技術面で官民の協力が欠かせません。政治がリーダーシップを発揮し、強力に推し進めます。
――中小企業への支援は。
コロナ禍や現下の原材料価格の高騰で、日本経済の屋台骨を支える中小企業が苦しんでいます。資金繰りと経営支援などの充実が必要です。また、中長期的には事業承継をどう進めるかという課題もあります。事業者の切実な声に応える施策立案に努めます。
――福島の復興について。
福島第1原発の廃炉完遂と福島の再生・復興は最重要課題です。被災者の心情に寄り添い、帰還困難区域の避難指示解除への取り組みや、事業・なりわい再建支援、新産業創出に力を注ぎます。