愛知の漏水問題、農業者へ補填が必要
参院決算委で里見氏
参院決算委員会は13日、2020年度決算に関する採決を行い、自民、公明の与党両党の賛成多数で是認された。
採決に先立つ締めくくり総括質疑で、公明党の里見りゅうじ氏は、来日したウクライナ避難民への対応について「先行きの不安をなくすため、身元引受人の有無にかかわらず、当面半年とした期限を超えて継続的な支援を行うべき」と訴えた。岸田文雄首相は「今後のウクライナ情勢、避難民の生活状況を踏まえて適切に判断したい」と答えた。
里見氏は、愛知県豊田市の取水施設での大規模な漏水問題に言及。農作物の収穫量が減少した農業者への補填、作業負担増加費への支援などについて、県側から要望があると指摘し「国としても現場の農業者に寄り添い、最大限の支援を」と力説した。金子原二郎農林水産相は「過去の災害に対する支援を参考に、どのような対応が必要か検討する」と述べた。
一方、里見氏は健康寿命の延伸に向けて、「生涯を通じて歯科健診を受けられる仕組みをつくるべきだ」と訴えた。