事業所の休業巡り訴え
里見氏
11日の参院予算委員会で公明党の里見隆治氏は、新型コロナウイルス感染拡大でデイサービス事業所が休業している事例を挙げ「その地域で高齢者が必要な介護を受けられない状況にある」として、介護の体制確保へ支援を求めた。稲津久厚生労働副大臣(公明党)は、休業中に利用者宅を訪れ、できる範囲でサービスを提供した場合も介護報酬の算定を可能にする対応などで支援すると答弁した。
また里見氏は、介護分野にもマスクが行き渡るよう訴えた。稲津厚労副大臣は「(政府の)緊急対応策第2弾で布製マスク2000万枚を国が一括購入し、介護施設などに配布する。早急に対応する」と答えた。
さらに、東日本大震災発生9年を受けて里見氏は、避難者の心のケアや福島県の漁業など水産業の振興をさらに進めるよう要請。横山信一復興副大臣(公明党)は、現場に寄り添い、復興に取り組むと強調した。