9月2日から1週間、参議院のODA(政府開発援助)の調査派遣団の一員として、大洋州はパプアニューギニアとソロモン諸島を訪問しました。
ODA調査は、参議院独自の現地での調査で、ODAの実施状況やJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の活動状況などを視察し、援助対象国の政府要人を訪問し、意見交換を行ってきました。
各々の国は、太平洋戦争の最前線の激戦地として有名なラバウルやガダルカナル島を含んでいます。ちょうど75年前に激しい戦いがあった舞台で、戦没者の慰霊をさせていただきました。
私の祖父もその中間地点・ブーゲンビル島で亡くなり、いつか訪れてみたいと思っていました。
二度と繰り返してはならない戦争の歴史を乗り越えて、今では両国とも大変親日的で、ODAによる空港・港湾・幹線道路などインフラ整備とともに、協力隊員の皆さんの熱心な活動により、理科・数学の教科書作成・教授方法の指導、小学校での授業、医療福祉分野での協力など、いずれも現地で大変喜ばれ貢献しています。
さらに、どのような協力を進めるべきか、5月に参議院ODA特別委員会で質問の機会をいただきましたが、次の機会では、途上国が自力で経済発展を促すための方法や、教育・人材開発など国民の能力アップによる発展を促す協力について政府を質していきたいと思います。
現地での模様は、何度かに分けて改めてお伝えします。
写真は、ラバウルを含む東ニューブリテン州知事ほか政府関係者と調査団一行が会談後、海辺のホテルにて。