里見、新妻両氏 生産性向上へ支援訴え
22日の参院決算委員会で公明党の里見隆治、新妻秀規両氏は、政府が策定した「働き方改革実行計画」や、2015年度の決算検査報告などに関して質問した。
里見氏は、同実行計画に最低賃金の引き上げ目標が明記されたことについて「大変重要な意義がある」と強調。中小企業などで働く人の賃金引き上げに向けた政府の見解をただした。
麻生太郎財務相は、「中小企業の生産性が上がらなければ賃上げはできない」と力説。「成長と分配の好循環を生み出すことが一番肝心であり、そこへ配慮して(賃上げを)実現したい」と述べた。答弁を受け里見氏は、中小企業への財政支援のほか、中小・小規模事業者が自治体の仕事を受注する機会を増やすための官公需の重要性を指摘し、「政府はしっかり支えてほしい」と訴えた。
一方、新妻氏は、会計検査院の報告でなされた各府省庁への指摘については、直接指摘を受けなかった府省庁も「わが事」と捉えて原因分析や是正対策を行うべきと求めた。