参院新人議員が初質問
今夏の参院選で選挙区から初当選を果たした公明党の三浦信祐(神奈川)、里見隆治(愛知)、伊藤孝江(兵庫)、高瀬弘美(福岡)の4氏が20日、参院の各委員会で初質問に立った。4氏は各自の専門分野を生かし、国民生活の向上へ政府の取り組みをただすとともに、積極的な提案を行った。
「働き方改革」で若者応援
里見氏
内閣委員会で里見氏は、働き方改革を訴える中で、党青年委員会が今年、全国で行った政策アンケート「ボイス・アクション」に言及。最低賃金の引き上げや同一労働同一賃金の実現、休み方の多様化など、働き方に関する要望が多く寄せられたとして、加藤勝信働き方改革担当相に「若い世代に明るい将来展望を持ってもらう観点から、改革に向けた決意を」と尋ねた。
加藤担当相は、働き方の多様化などに取り組むと表明。さらに「(ボイス・アクションで)指摘されたことは、首相を議長とする働き方改革実現会議で議論する。年度内をめどに実行計画を取りまとめ、可能なものから実行する」と答えた。
里見氏は、過労死・過労自殺の防止や下請け取引の改善も主張した。