核なき世界へ、扉を開く

2016.05.30 18:00(8年前) ブログメールマガジン |里見りゅうじ(里見隆治)

写真は、中学時代に修学旅行で訪れた広島平和記念公園での一枚です

今月27日、現職の米国大統領として初めて、オバマ大統領が被爆地・広島を訪問。
原爆死没者慰霊碑に献花し、平和記念公園で所感を発表しました。

「広島と長崎の未来は、核戦争の夜明けではなく、われわれの道徳的な覚醒のスタートである」--「核なき世界」の実現を標榜し、行動してきたオバマ大統領の言葉が、広島の澄み切った青空に響き渡りました。
多くの困難を乗り越え、この歴史的訪問を実現することができたのは、広島・長崎の被爆者の皆さんをはじめ、核兵器の廃絶を願う全ての方々の不断の努力のたまものであると感じます。
私の厚労省時代の先輩であり、この日、オバマ大統領を出迎えた広島市の松井一實市長も、そのお一人です。

大統領の発する一言一言に耳を傾けながら、今こそすべての人類が、国家や民族の差異を超えて手を携え、核廃絶という同じ目的地に向かって歩み出さねばならないのだと痛感しました。
私自身、その実現に全力を尽くしていきたいという誓いを新たにしています

1945年8月6日--広島に原爆が投下されたこの日を、大統領は所感の中で「運命の日」と呼びました。
2016年5月27日--大統領の被爆地訪問が実現したこの日を、核なき世界への扉を開く「新たなる運命の日」とすることができるか否か。
それは、これからの私たちの行動にかかっているのだと、強く感じています。

(写真は、中学時代に修学旅行で訪れた広島平和記念公園での一枚です)

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