公立の福祉専門学校を視察
愛知で里見氏ら
公明党の里見りゅうじ労働局次長(参院選予定候補=愛知選挙区)は9日、新妻秀規参院議員と共に、愛知県田原市の「田原福祉専門学校」(土平俊子校長)を訪れ、介護人材などの育成・確保について意見交換した。県議、市議も同行した。
同校は全国でも数少ない介護福祉士養成の公立専門学校として1996年に設立され、卒業生は地域の介護の中核を担う人材として活躍。しかし全国的に介護福祉養成施設で定員割れが続く中、同校でも生徒確保が課題となっている。
懇談の中で土平校長は、入学金の改正や募集活動の充実などの取り組みによって生徒の確保に力を入れていることを紹介。また、今後、小学校での出前講座の開催を通して若い世代の医療・介護に対する関心を高め、「住み慣れた地域で在宅医療、介護などを一体的に提供するため、看護学科の創設をめざす」と述べた。
里見氏は「地域で若者が社会福祉の担い手となっていく取り組みを後押しして、愛知からモデルケースをつくっていきたい」と語った。