報告の遅滞許されず

質問する宮崎(左)、里見氏=15日 参院財金委

森友文書書き換え 財務省の態勢立て直せ
参院財金委で宮崎、里見氏

参院財政金融委員会は15日、麻生太郎財務相の所信に対する質疑を行い、公明党の宮崎勝、里見隆治両氏が、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却に関する決裁文書を書き換えた財務省の姿勢を厳しくただした。

宮崎氏は、国土交通省が5日に書き換え前の文書の写しを財務省に提供していたにもかかわらず、財務相が書き換えの事実を知ったのが11日になった点に触れ、「財務相への報告が遅いと言わざるを得ない。省内のガバナンス(統治)が問われ、態勢の立て直しが求められる」と指摘した。

麻生財務相は「行政文書に関する信用を失っている。態勢の立て直しへ、きちんとした対応をしたい」と答えた。

一方、里見氏は、決裁文書に関連する資料が約3年前に削除されていた問題に触れ、「3年前から常に同様の行為が行われていてもおかしくない」と指摘。情報公開で開示が求められていたにもかかわらず、「本来、出すべき資料が抜き取られたことは、あり得ないことだ」と強調した。

太田充・財務省理財局長は「情報公開を申請されたものが提出されないことは、あってはならないことだ」と述べ、陳謝した。

公明新聞:2018年3月16日(金)付